「 木村恭子 KYOKO Sound Laboratory ライブ 」
    (2010-05-28 於・武蔵境 武蔵野スイングホール)

     ハナ金なんて死語ですが、金曜夕刻という結構オイシイ時間帯の公演となりました。お客さんの数も安定して2桁に回復し(殴)、放送コードスレスレのアブナイMCもある種地鎮祭並に恒例行事となりました。いや、だからOKなんてワシは言わんですがネ。
     先刻、手指のお怪我で…とあったのですが、ほぼ完治されており、前半はグランドピアノでずっぱんずっぱん弾き語りです。アメリカ放浪中のイロイロで、実は入歯持ちのKYOKOさんですが、今日は入歯レス…あれ?入歯が無い方が声が良く響く、というかイイ声になってるというのは野暮でしょうか。特に2曲目の「ひとり」なんて、2サビの響き方が半端なさ過ぎです。
     MCで「あっ」と思わされるトーク。KYOKOさんの曲って、対象者が「(誰だか決めてないけど)あなた」ってのが多い、とは本人の弁。言われてみると、確かにそんな感じの曲が多い。
     丁度折り返し点くらいからマリンバの弾き語りへ移ります。2曲ソロでやってから、ゲストの安江佐和子さんによるパーカッションをプラスした編成。安江さんとのご関係は、大学時代の同期とのこと。パッと見でカワイイ方だな、と思ってしまうのですが演奏はとてもスマッシュというか男性的なパワーを感じさせる奏法をされる方であります。
     インプロビゼーション〜TOMODACHIに掛けての音の重なり方というか、掛け合い方はピッタリです。というか、KYOKOさんのマリンバアレンジによるテンポ崩しをスルッと補正するようにリードされていたのではないかと感じられました。そして、結構カッコイイ「月の石がみている夢」とか「SeeYouAgain」に「Maria」のアンコールまで付いた豪華公演でした。

     次回公演は未定ですが、概ね3カ月後…くらいとのこと。あと、安江さんとのジョイントでCDを作ろうか…みたいな話も浮上しているようです。



    開演・19:40
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    ・ひと粒の砂
    ・ひとり
    ・壊れた星のかけらに一人
    ・ガイアの詩
    ・やさしい風たちの中で
    ・風の詩
    ・Someday
    ・Diamondの日々
    ・TRUE
    ・夢のつづき
    ・ひと粒の砂(Marimba.ver)
    ・月の石がみている夢
    ・〜即興:improvisation〜
    ・TOMODACHI
    ・SeeYouAgain
    EC
    ・Maria
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    終演・21:07

    メンバー
    ・木村 恭子(Vo.,Marimba.)
    ・安江 佐和子(Prc.)

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