「 木村恭子 KYOKO Sound Laboratory ライブ 」
    (2010-03-07 於・武蔵境 武蔵野スイングホール)

     1月公演から2カ月後、寒い冬の雨が降りしきる日の公演でしたが、お客さんの数が以前の3倍増(!)。やはりお客さんの数が多いと、拍手一つ取っても、張り合いありますね。以前までは、既存曲とマリンバアレンジとの狭間で演奏にもかなり苦悩した感じでしたが、良い意味で吹っ切れたように思える公演でした。マリンバによる弾き語りを前提とした編曲が全面的に行われ、原曲とはまた別の雰囲気を楽しめるような感じでした。

     今回、印象に残ったのは「ガイアの詩」「ひと粒の砂」のアレンジ、「Kyrie」のイントロが出色。マリンバ和音の迫力斯くや、と思い知らされる演奏でした。後半で「Inside Out」をフルコーラス・フルマリンバ弾き語りとか、イロイロ豪華すぎでビックリ。音響の良いホールでの公演スタイルがほぼ確定したのかな?と思わせる充実ぶりだったと思います。

     曲目も古いモノから、新しいモノ、聞き手を選ぶモノまで、選り取り見取りの25曲、緩急付けての選曲は、初めての人にもKYOKOさんのレパートリーの広さが解る良いセットだったと思います。個人的には「無題〜鳳凰の彫像〜」「ジャスミンの眠る黄河の泡」をやっていただけただけでも感涙。さらに「無題」は、唐草模様をイメージしたイントロまで再現するとか、どんだけ豪華編曲ですかそれ?とただただ呆然。



    開演・19:05
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    ・Diamondの日々
    ・ガイアの詩
    ・月の石がみている夢
    ・ひと粒の砂
    ・ひとり
    ・壊れた星のかけらに一人
    ・遠い国から
    ・やさしい風たちの中で
    ・風の唄
    ・Kyrie
    ・もう一度めぐり会う日まで
    ・夢のつづき(パンドラ)
    ・Someday
    ・Sanctus
    ・やさしい練習曲
    ・グリーンな風の中で
    ・雨にうたれてもLove&Peace
    ・Inside Out
    ・無題-鳳凰の彫像-
    ・ジャスミンの眠る黄河の泡
    ・Take me away
    ・SOS〜悪のアニマル帝国−極秘地下組織犯罪
    ・Maria
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    終演・21:01

    メンバー
    ・木村 恭子(Vo.,Marimba.)

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